
はじめに
デザイン制作を依頼した経験がある人なら、一度は感じたことがあるはずです。
「やり取りは順調なのに、日程調整だけで時間がかかる…」というあのもどかしさ。
デザイナーとの関係では、初回ヒアリング・修正打ち合わせ・納品前確認など、複数回のミーティングが発生します。
しかし、この日程のすり合わせは想像以上に時間とエネルギーを消費します。
- 「この日空いてますか?」
- 「その日はNGです。別の日は?」
- 「じゃあこの日はどうですか?」
メールやチャットでのやり取りが何往復も続くうちに、気づけば数日経過…
その間、制作は進まず、納期がギリギリになってしまうことも。
そこで今回紹介するのが、株式会社ベーシックが提供する**無料の日程調整自動化ツール『bookrun』**です。
Googleカレンダーと連携し、URLを送るだけで相手が空き時間を選べる──
このシンプルさが、デザイナーとのやり取りを格段に効率化します。
この記事では、
- デザイナーとのやり取りで日程調整がボトルネックになる理由
- 『bookrun』の特徴とメリット
- デザイン依頼の各フェーズでの活用例
- デザイナーのタイプ別活用法
- 導入手順とポイント
を具体的に解説します。
デザイナーとの日程調整が重要な理由
初回ヒアリングの遅れは全工程に影響
デザイン制作の初期段階であるヒアリングは、最も重要なステップの一つです。
目的やターゲット、必要な要素がここで明確になるため、遅れると全スケジュールが後ろ倒しになります。
例:
- 初回打ち合わせが1週間遅れる
→ ラフ案提出も1週間遅れる
→ 修正期間が短くなる or 納期延期
複数回の調整が必要
デザイン案件は「一度打ち合わせして終わり」ではありません。
- ラフ案レビュー
- 中間チェック
- 納品前最終確認
といった複数回の打ち合わせが発生します。
そのたびに日程調整が必要になり、積み重なると大きな時間ロスになります。
時間帯のズレや複数人参加
デザイナーがフリーランスの場合、稼働時間帯がクライアントと異なることもあります。
さらに、チーム案件だと関係者全員の予定を合わせる必要があり、難易度はさらに上がります。
『bookrun』とは?
基本概要
bookrun(ブックラン)は、株式会社ベーシックが提供する完全無料の日程調整ツールです。
Googleカレンダーと連携し、自分の空き時間を自動で抽出してくれます。
URLを相手に送るだけで、相手は空いている時間を選択でき、そのまま予定が確定します。
主な機能
- Googleカレンダー連携:既存の予定と自動で同期
- URLワンクリック予約:候補日提示から予約までを自動化
- 複数プラン作成:30分・60分など用途別に設定可能
- リマインドメール:当日や前日に自動で通知
- スマホ対応:相手がPCを持っていなくても予約可能
デザイン案件に向く理由
相手に余計な登録作業が不要
→ デザイナーや関係者がすぐ予約できる
複数人の予定調整にも対応
→ 進行担当者・デザイナー・マーケ担当が同じ時間に集まりやすい
無料で使える
→ コストをかけずに効率化できる
デザイン依頼進行×bookrun活用例
初回ヒアリング
案件開始時に、依頼内容・目的・納期などをすり合わせる重要な打ち合わせ。
bookrunのリンクを送れば、依頼当日〜翌日には日時が確定し、制作スタートが早まります。
デザイン案レビュー
デザイナーから上がってきた初稿や改訂案を確認する場。
修正方針を決めるために早く日程を確定できれば、無駄な待機時間を減らせます。
納品前の最終確認
完成データの納品前に、細かな修正や最終仕様をチェック。
この段階での遅れは納品遅延に直結するため、即日調整できるbookrunが有効です。
デザイナー4タイプ別のbookrun活用法
ビジュアル特化型
- 見た目重視で制作スピードは安定しない場合あり
- 短いスパンで複数回のフィードバックを入れるため、bookrunで小まめに日程を確保すると効果的
構造設計型
- 情報整理や構成が得意
- 打ち合わせ頻度は少なめだが、長めの会議になる傾向
- bookrunで「60分プラン」を設定しておくと便利
マーケ視点型
- 改善提案や戦略ミーティングが多い
- 事前に複数回の日程を一括予約しておくとスムーズ
マルチスキル型
- 急な追加作業が発生しやすい
- 空き時間をリアルタイムで反映できるbookrunの強みが活きる
導入ステップ(初心者向け)
step1:無料登録
bookrun公式サイトからメールアドレスで登録。
step2:Googleカレンダー連携
既存の予定を自動で反映。
step3:プラン作成
30分・60分などの打ち合わせ枠を設定。
step4:URL発行&送付
デザイナーや関係者にリンクを送るだけ。
step5:自動確定&通知
予約と同時に双方のカレンダーに反映。
まとめ
デザイナー選びや依頼内容が完璧でも、日程調整で時間を失えば、納期やクオリティに影響します。
- 初回ヒアリングが遅れると、全体スケジュールが後ろ倒しに
- 修正打ち合わせが遅れると、改善チャンスを逃す
- 最終確認が遅れると、納品が間に合わない可能性も
『bookrun』は、こうした「地味だけど重大な時間ロス」をゼロに近づけます。
無料で使えるので、まずは一度試してみる価値があります。
